使えば使うほど便利になる。Windows 11の「リコール」機能を試してみた
いろいろなアプリの履歴を見られる
リコールは画面を撮影するので、当然ブラウザだけでなく、そのPCで開いているさまざまなアプリの履歴が見られます。 たとえば、エクスプローラーで開いていたフォルダの履歴は通常残りませんが、「さっき見ていたフォルダのディレクトリはどこだったっけ?」といったちょっとした疑問もすぐに解消できます。さらに、そのフォルダをリコールの画面から直接開くことも可能です。履歴が残らない、または辿りにくいアプリでも簡単に内容を確認できるのはいいなと思いました。 それこそWordやExcelのファイル、共有サーバーに保存されているファイルなど、ディレクトリを見失いがちなフォルダの履歴も確認できるのは大きな利点です。 あるいは、Spotifyでさっき流れていた曲のタイトルを探すこともできます。画面上に表示させておく必要はありますが、並行して動いているアプリの履歴も見られるというのはありがたいですね。 ただし、現状リコールからアクセスできるアプリや選択できる文章などは、基本的にそのときに最前面で使用しているウィンドウだけのようなので、このあたりは注意が必要です。 ちなみに外部ディスプレイを使用している場合も、常時画面2枚分のスクリーンショットを撮影するわけではありません。 基本的に最前面で使用しているウィンドウを撮影するので、メインディスプレイを触っていればメインを、サブディプレイの画面を動かしていればサブのスクリーンショットが残るようになっています。
検索をうまく使うとより効率的
リコールのもうひとつの大きな特徴が、過去のスクリーンショットを検索することができるという点です。 この検索はいわゆる自然言語で入力ができ、さらにアプリをまたいで広範囲を検索できます。 たとえば、上記の画像のようにざっくり「映画」について検索すると、過去に閲覧した映画にまつわるスクリーンショットを表示してくれます。 時間から調べたい時は「一昨日の18時に見ていたもの」といったふわっとしたキーワードでも検索可能です。 検索結果では、ブラウザやエクスプローラー、ほかのアプリも含めて関連するスクリーンショットを表示してくれます。 ほかにもアプリごとにフィルターをかけて、各アプリの履歴を遡ったりもできます。たとえば、検索結果からEdgeで開いたものをソートすることも可能です。 また「エクスプローラー」と検索すれば、エクスプローラーに絞ったフィルターをかけ、一覧で表示してくれます。 実際、フォルダやファイルの場所を探すのに便利で、すぐにお目当てのフォルダを探し当てることもできました。