あまりにケガ多すぎ…。現役の「ガラスの天才」(8)諸刃の剣…。足が速すぎてケガする男
サッカー選手は常に怪我と隣り合わせだ。1つの怪我でキャリアを棒に振ってしまう選手もいれば、何度も大怪我を負いながらもその逆境を乗り越えて長く活躍する選手もいる。今回は世界最高級の才能がありながらも、怪我に苦しむキャリアを歩んでいる現役の”ガラスの天才”を紹介する。
FW:ペドロ・ネト(ウォルバーハンプトン/ポルトガル代表) 生年月日:2000年3月9日 今季リーグ戦成績:19試合2得点9アシスト ペドロ・ネトほどカウンターで存在感を放つ選手は早々いないだろう。ルートン・タウンとの第6節では、今シーズンのプレミアリーグで3番目に速い時速36,86km記録。相手を圧倒するスピードを武器に自陣から1人で敵陣を切り裂いてチャンスを演出できる選手で、今シーズンは開幕10試合で1得点7アシストと多くの得点に絡んでいた。 一時はアシストランキングでトップに立っていたネトだが、その後の25試合で出場できたのはたったの9試合しかない。2度に渡るハムストリングの負傷で長期離脱を余儀なくされており、シーズン序盤の勢いは完全に失ってしまった。 彼 の怪我が明らかとなったのは今シーズンだけに留まらない。昨シーズンも足首の負傷で5ヶ月間の長期離脱を余儀なくされており、2020/21シーズンから2021/22シーズンにかけては膝の重症で10カ月間も戦列を離れていた。コンディションさえ整えばプレミアリーグ屈指の火力が出せる一方で、その速すぎるスピードがゆえに怪我も多い。まさに諸刃の剣だ。
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