舞台『彼方からのうた』開幕 宮崎秋人「皆さまが何を感じるか、心がどう動くのか楽しみ」
『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』が、本日2024年8月2日(金) に東京・吉祥寺シアターで初日を迎えた。 【全ての写真】宮崎秋人、溝口琢矢、伊達暁、大石継太が出演する『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』(全12枚) 本作は、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』で、ローレンス・オリヴィエ賞、トニー賞といった演劇賞を総なめにした劇作家サイモン・スティーヴンスが、アメリカのソングライター、マーク・アイツェルとタッグを組んだ戯曲。これまでの各国における上演では一人芝居として上演されてきたが、日本初演となる今回は宮崎秋人演じる主人公・34歳のウィレムを中心に、溝口琢矢、伊達暁、大石継太という4名の俳優で構成される。翻訳は髙田曜子、演出は桐山知也がそれぞれ手がける。 初日を迎えるにあたり宮崎は「なんとかこの日を迎えられてホッとしています。元々一人芝居の作品を、台本をそのままで4人で演るというのは想像以上に難しいことでした。ひとりに見せる。なぜわざわざ4人にするのか。色んなものを自分たちで落とし込まなくてはならず、それに加えて相当な集中力を要求されるから稽古はほんっっっとうに疲れました!!!!」と、上演までに多くの苦労があったことを明かし、「ご観劇くださった皆さまが何を感じるか、心がどう動くのか楽しみです。この空間を共有する楽しさは、劇場じゃないとわからないですよ」と呼びかけた。 演出の桐山は、「一人芝居として書かれたこの『彼方からのうた』を、4人で演じるという今回のアイデアにのってくれた勇気あるキャストとスタッフの皆さんにまず感謝を。初日を迎え、そのアイデアが劇場で表現として結実し、それを観客の皆さんと共有できて本当に嬉しいです。4人で演じることで、この作品の新たな魅力や真価が発揮された舞台になりました。この今回だけの特別な『彼方からのうた』を、ぜひ観に(聴きに)きて下さい」とコメントした。 そのほかのキャストのコメントは下記の通り。『彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-』は、8月13日(火) まで同所で上演される。