今冬の見頃はいつ!? 日本三名園のひとつ金沢、冬の風物詩「兼六園の雪吊り」の魅力はどこにある?
石川県金沢城・兼六園管理事務所の担当者は次のように語ります。 「今年の雪吊りの作業はすでに完了しており、11月1日から12月の中旬ごろまで行われていました。見頃としては、3月中旬までとなります」 また、前出の担当者は最も見所であるポイントについて以下のように話しました。 「兼六園内の観光スポットとしては、園内随一の枝ぶりを誇る『唐崎松』です。 実際に兼六園を訪れた方からは『庭師の職人技に感動した』や『貴重な瞬間に立ち会えて感動した』といった声を頂いております」 雪吊りの作業は唐崎松が最初に行われます。夜にはライトアップされ、雪景色の中に黄金色に照らされた木々が浮かび上がる幻想的な雰囲気が演出されます。 ほかにも、兼六園には雪吊りのほかにも多くの名所があります。 例えば「徽軫灯籠」は唐崎松と並んで、兼六園のシンボルとなっています。片足だけを池の中に入れた二本足の灯籠で、前方にある虹橋を琴に見立てると、後方の灯籠が琴の絃を支える駒に見えるため、琴柱を意味する徽軫と名付けられました。 さらに、白色に染まる雪景色の隙間から覗く針葉樹の緑やことじ椿の赤など、銀世界に添えられた小さな彩りも兼六園の魅力のひとつです。 ※ ※ ※ 3月中旬まで行われる兼六園の雪吊りですが、支柱から放射状に広がる縄に積もった雪が黄金色にライトアップされる独特な景色は幻想的な顔を見せます。 入場料は大人320円、6歳以上18歳未満は100円、65歳以上無料となっています。
Peacock Blue K.K.