引退ドウデュース、栗東を退厩 見送りの武豊「すごくいい馬に巡り合えて良かった」
右前肢跛行(はこう)のため引退レースとなるはずだった有馬記念の出走を取り消して引退したドウデュース(牡5歳、栗東・友道)が25日、管理する友道康夫調教師、松島正昭オーナー、主戦の武豊らに見送られて慣れ親しんだ栗東トレセンを退厩した。 元気いっぱいな姿で厩舎の横に到着した馬運車に乗り込み、福島県のノーザンファーム天栄を経由して、種牡馬入りする北海道安平町の社台スタリオンステーションへ向かう。武豊は「元気があり余っているね。無事に出発できて良かったです。種牡馬として活躍をしてくれればいいなと思います。すごくいい馬に巡り合えて良かったです。感謝しています」と思いを口にした。 2022年にダービーを制し、現役生活で手にしたGⅠタイトルは5つ。2歳時から4年連続でGⅠ制覇を成し遂げている。武豊は「種牡馬としても人気が出ると思います。仕上がりが早いのはセールスポイントですし、求められるものを全部持っています。ダートも走りそうですしね」とこれから始まる第2章での活躍にも期待していた。
中日スポーツ