意外と知らない「iOS(iPhone)」と「Android」以外のスマホOS4選
Windows Phone(※サポート終了済み)
2010年に登場した「Windows Phone」は、Microsoftが開発したスマートフォン向けのOSで、一時期はiOSやAndroidに次ぐ第三の選択肢として注目されていました。 2015年にはWindows 10との連携を強めた「Windows 10 Mobile」を、Windows Phoneの後継OSとしてもリリースしています。しかし「Windows 10 Mobile」は2019年にサポート終了。Microsoftのサティア・ナデラCEOは、後年メディアの取材に対して「今思うと、PCやタブレット、スマートフォン間の機能や連携を再発明することで、Windows Phoneや携帯電話をより良く機能させることができたのではないかと思います」と語っています。 モバイルOS事業からの撤退を明確に悔やんでいることが明らかな発言と解釈できる内容です。Google社が自社製AI「Gemini」を全面的にPixelシリーズに搭載し、スマホ市場でシェアを拡大していることなどを踏まえると、Microsoft社の再参入は「あっても不思議ではない」一手かもしれません。
Ubuntu Touch
Ubuntu Touchは、LinuxベースのOS「Ubuntu」のスマホ向けOSです。最大の特徴はUbuntu Touchを搭載したスマホにキーボードとディスプレイを接続すれば、そのままLinuxのPCとして使用できること。 つまり、単体ではLinuxベースのスマホとして利用でき、ディスプレイに繋げばPCとなります。もちろんUbuntu向けのアプリは、Ubuntu Touchでもそのまま利用可能です。 ただしUbuntu TouchはあくまでオープンソースのOSであり、iOSやAndroidと比べて動作が安定しているとは言えません。またベースとなるAndroidスマホが必要ですが、ドライバのインストールやコマンドプロンプトの活用など複雑な設定が必要。最悪の場合、ベースのAndroidスマホが動作しなくなるリスクを抱えています。 加えてUbuntu Touchは日本語のドキュメントが充実しているとは言えないOSです。公式サイト上では、日本国内での流通量が多いスマホとしては「Google Pixel 3a」を対象とした設定ドキュメントが充実しているため、現状では一種の実験や遊びの一貫として中古のGoogle Pixel 3aを購入してOSをインストールしてみる程度にとどめることがおすすめ。メイン機で使うべきOSとまでは言えません。
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