フラッグシップキラー「POCO F6 Pro」の実力をチェック、コスパ最強は本当か
各ベンチマークテストの結果は以下の通り。なお、3D Markの「Wild Life」テストでは、スマホの性能に対して負荷が足りなかったのか「Maxed Out」となったため、「Wild Life Extreme」をテストしました。
こうしたテストの結果からも、「Snapdragon 8 Gen 2」が約1年の型落ちとはいえ、まだまだトップランナーだとわかります。マルチタスクやゲームにもストレスのないスペックを備え、それでいて価格は256GBモデルが69,980円、512GBモデルが79,980円。「フラッグシップキラー」にも納得といった感じです。
では一体どこでコストダウンをしているのかというと、ひとつにはカメラということになるでしょう。本機のカメラは、メインカメラが約5,000万画素で、約800万画素の広角カメラ、約200万画素のマクロカメラという構成。たとえば「Xiaomi 14 Ultra」のような、光学式の望遠カメラなどは搭載されていません。 一方で、メインカメラに採用されているセンサーは1/1.55インチと大型で、F値は1.6をサポート。光学式手ブレ補正も備えていて、夜景なども明るくきれいに撮影できます。広角0.6倍/等倍/2倍をワンタップで切り替えることができ、最大10倍まで拡大可能。8K@24fps/4K@60fpsの動画撮影のほか、動きのあるシーンで便利な高速連写にも対応しています。なお、フロントカメラは約1,600万画素です。 以下は実際に「POCO F6 Pro」で撮影した写真です。
■ズーム倍率の比較
フラッグシップモデル同様に、AI性能に優れたSoCを活かす、様々な画像処理機能も利用できます。たとえば映り込んだ人などを自動でマーキングして削除すると同時に、背景を生成する「消しゴム」。背景を切り取るトリミングの逆で、背景の足りない部分を生成して拡大する「AI拡大」、AIを用いて晴天の空を作成できる機能などもあります。