●学長に藻谷氏 　浦山学園（射水市）は10日、同市三ケに4年制私立大「高志（こし）大学」（仮称）を新設する計画を発表した。経済経営学部の単科大学で、日本総合研究所主席研究員の藻谷（もたに）浩介氏（60）が学長に就く。2028年4月の開校を目指す。 　浦山哲郎理事長は富山市内で会見し、「少子化の今だからこそ、富山のために立ち上がらなければならない」と話した。富山で経済や経営を学べる受け皿をつくり、若者の県外流出に歯止めをかけ地元で活躍する人材を育成する。 　浦山学園は4月に大学設立準備室を設置。26年10月、文部科学省に設置認可を申請する。入学定員95人、教員20人を予定する。富山福祉短期大学は高志大学短期大学部に名称変更する。 　大学設立支援後援会が10日に結成され、富山経済同友会特別顧問の中尾哲雄氏が発起人代表となった。 　新田八朗知事は「若者が集まる学びの場が新たに設けられることを歓迎し、県として必要な支援をしたい」とのコメントを出した。