「健康的な生活を送っていたのに…」ステージ4の結腸がんと診断された米インストラクターが、"すべての女性たち"に伝えたい3つのこと
36歳でステージ4の結腸がんと診断されたエリカ・サケイは、不思議でならなかった。 シカゴ全域でフィットネスクラスを受け持ち、プロのインストラクターとして活躍する彼女は、自分のライフスタイルを問い直した。仕事柄、運動は毎日している。こんなにも日々活発に動き、過去6年間は魚菜食主義者(ペスクタリアン)で赤い肉は滅多に食べなかった。なのに何故、この若さでこれほど深刻な病気になったのだろう? 【写真】乳がん&子宮頸がんを体験した、サバイバーたちによるリアル証言 結局何が原因だったのか、その明快な答えが出ることはない。それでも、エリカは今、健康に問題を抱えた若い女性たちに少しでも認知を広めようと懸命に活動を続けている。大腸がんが若い人の間で増加している今、彼女のメッセージはかつてないほど重要な意味を持つからだ。 ここでは、エリカ・サケイが、健康について女性たちに知っておいて欲しいと考える3つのことをまとめた。
1. 結腸がんは若年成人に増えている
ACSによると、結腸がんの罹患者数は、50歳以下&50~54歳の層で、年に2%の割合で増加傾向にある。2023年上半期にイェール大学病院が報告した調査結果によると「2019年に結腸がんと診断された人の20%は55歳以下」だった。なぜ若い層に大腸がんが増加しているのか、その明確な理由については、残念ながら現段階でもわかっていない。
2. あなたの健康を最前線で守れるのは、あなたしかいない
大抵の場合は何でもないとしても、自分の健康を最前線で守れるのは自分だということを、何度でも思い出してほしい。 あなたの体のことは、誰よりもあなたがよく知っている。何かおかしいと小さな異常を感じたら、「まあ平気よ」と一旦放っておくか、それとも答えが見つかるまでさらに調べるか、それは全てあなたにかかっている。 時には心配性になったって構わない。だってそれが、自分の命を救うことになるかもしれないのだから。
3. 体の痛み、くりかえす不調は、甘く見ないで
エリカの場合、始まりは胃腸の不調だった。それが日に日にさらなる症状に発展し、骨盤の痛みや、頻繁な尿路感染、便に血が混じるなど、より深刻な兆候として現れた。 また、極度の疲労感に襲われた時は、さすがに何かがおかしいと感じたという。こうした小さな症状の一つずつは、大体"その時だけの異常"として片付けてしまう人が本当に多い。 だが、自分の体に起こる症状に細心の注意を払い続けよう。エリカは、問題の原因を突き止めるまで複数の医師の診察を受けたという。忙しいから、と先延ばしにしないでほしい。あとになって「なぜもっと早く医師の診察を受けなかったんだろう」と後悔してほしくないから。 とはいえ、そもそもどこに注意を払えばいいかを知らなければ、どんなに体からの危険信号が出ていても、あなたは全く気づけないかもしれない。ACSによると、大腸がんの症状には、腹痛、血便、排便習慣の変化、原因不明の体重減などがあるとのことなので、今後自分自身に似たような症状が現れた時は、どうか軽視せずに、エリカの言葉を思い出してほしい。 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
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