【日本代表スタメン案】イラク戦はターンオーバー? 現状のベストメンバーを組むべき?
日本代表は19日、AFCアジアカップカタール2023・グループリーグD組第2節でイラク代表と対戦する。勝てば決勝トーナメント進出が決まる注目の一戦に、森保一監督はどのようなメンバーを送り出すのか。ここでは、イラク代表戦の日本代表スタメン案を紹介する。
●イラク代表戦ではターンオーバーすべき? AFCアジアカップカタール2023の初陣となったベトナム代表戦は、一時逆転を許すなど思わぬ苦戦を強いられた。最後は4-2とし無事に白星発進を果たしたが、やはりアジアの戦いは一筋縄ではいかないと改めて思い知らされた。 迎える第2節の相手はイラク代表だ。昨年行われたガルフカップの王者で、FIFAランキングではグループD内2位につける同チームは、日本代表にとってベトナム以上にタフな相手になると予想される。 今大会のグループリーグは試合から試合までが中4日となっており、中3日で進んでいたカタールワールドカップなどに比べるとコンディション面に多少の余裕はある。相手がグループ最大の難敵、さらにこの試合に勝てば決勝トーナメント行きが確定するという条件を考えても、初戦で出たメンバーどうこうは関係なく、イラク代表戦は現状考えられるベストメンバーで臨むべきだろう。ここで確実に勝ち点3を奪うことができれば、第3節のインドネシア代表戦では思い切ったターンオーバーを採用しやすくなるというメリットも生まれるはずだ。 今回はそうした点を踏まえ、スタメン案を組んでいく。 GKは鈴木彩艶。先日のベトナム代表戦では中途半端な対応から失点を招くなど不安定なパフォーマンスに終始したが、アジア杯という独特な場を体験できているのは色々な意味で大きい。ここで批判の声をかき消してほしいところだ。 センターバックは板倉滉と冨安健洋の鉄壁コンビ。ただ、後者に関しては怪我がちな点が気になるため、今後のことを考えても試合展開によって途中で下げるプランを持っておいてもいいだろう。 ●ベトナム代表戦で躍動の久保建英は外せない 右サイドバックは菅原由勢。ベトナム代表戦ではとくに守備対応に物足りなさを残したが、もっとできる選手であることに疑いの余地はなく、それをイラク代表戦で再証明してほしい。左サイドバックは中山雄太、伊藤洋輝、町田浩樹の3人が候補となるが、ここでは伊藤の先発を推したい。 攻撃力に自信を持つイラク代表を封じるには、やはり中盤の攻防を制すことが重要なカギとなる。遠藤航と守田英正の鉄板コンビを使わないわけにはいかないだろう。佐野海舟も長い時間見てみたいところだが、ひとまずここは先輩にお任せといったところだ。 三笘薫はまだ完全に回復していないため、左サイドハーフは日本代表通算6試合で6ゴールと驚異の決定力を見せつける中村敬斗を引き続き起用すべきだろう。右サイドはカタールW杯の3試合でフル出場を果たすなどタフな一面もある伊東純也だ。 そしてトップ下では、14日のゲームで大活躍した南野拓実も外しがたいが、ここでは久保建英の先発を推す。ベトナム代表戦ではベンチスタートとなったが、途中出場からわずか1分でアシストをマークしており、調子の良さをアピールしていた。卓越した技術力、豊富なアイデアなどはイラク代表にとっての脅威となるだろう。 ワントップはここ最近の代表活動でゴールを量産する上田綺世に任せたい。今大会に臨む日本代表のCFの中で最もゴールが期待できる存在と言っていいだろう。
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