オーストラリアへ一家で教育移住!シドニーの「ママ友事情」と「大人の暮らし」【シドニー教育移住レポート#4】
普段のママたちの「過ごし方」は?
子どもは学校で英語や勉強を頑張り、友達もたくさん作りながら楽しく過ごしています。夫は仕事を頑張っています。となるとママの生活は? もちろん友達とお茶やランチに行くこともあるのですが、毎日遊んでばかりもいられませんよね。 ⚫︎まずはなんといっても英語! 子どもが英語を頑張っているのに、親がやらないわけにいきません。シドニーは移民が多く、日本語がわかる人も確かに多いのですが、そうはいっても、生活ができるくらいの英語がわからないと困ることはあります。そういう人たちのために、公共の英会話レッスンがあちこちで行われています。 場所は図書館や公共のセンター、教会などで、1~2時間の英会話レッスン。無料で行われるものや、寄付程度に数ドルだけ払うものなど、とても助かるシステムです。私は週に3回の授業に参加しています。 元々は語学学校に通おうと考えていたのですが、子どもの送迎や学校の行事を優先しなければいけないので、時間のやりくり面でハードルが高く、また時間が間に合わないからと学童などに預けるとかなりの金額がかかってしまうので、断念。しばらくはこのフリーの英会話と自宅学習に取り組もうと思っています。 また参加している英会話のクラスを通しても友達ができます。日本人も多いですが、アジア、中東、南米など国籍も年齢も本当に様々。楽しいです。 ⚫︎日本語での習い事やサークルも シドニーに限ったことではないと思いますが、やはりSNSの利用が便利ですね。困ったことがあればSNSのコミュニティに参加して教えてもらったり、売ったり買ったり、不用品を処分したり、“帰国売り”なども頻繁に行われています。 また私はまだ参加していませんが、日本語の習い事やサークルもいろいろあります。ヨガやピラティス、ダンスなど体を動かすものや、料理やアート、書道などもあります。これもやはりSNSやこちらの情報ウェブサイトなどを利用します。あとは大手スーパーや、日本のグロッサリーの一角にある掲示板に張り出されたりしています。 ⚫︎仕事はどうしている? 英語ができるママはこちらで仕事をしている方もいますが、子どものケアもあるうえ、子どもの預かりの料金がとても高いので、こちらでガッツリとフルタイムで働くというのは少々ハードルが高くなるようです。 ビザによっては預かりの補助が出る場合もありますが、転勤で来ている場合や、留学ビザ、一時滞在ビザなどは補助の対象外になることが多いようです。そのため子どもが学校に通っている間だけ、自分ができる範囲での仕事をしたり、社会貢献としてボランティアなどをしている人もいます。 また、日本での仕事をオンラインや在宅でしているという方もいて、場所や時間を問わない働き方の選択肢が増えるのは有難いなと思います。 このように、日本人が多く住むシドニーならではの事情もあるのでしょうが、不便に感じることはあまりありません。日本のものも手に入りますし(値段は高いですが)、友達もたくさんできて、ホームシックになることも今のところはありません。 子どもたちも元気に学校に通ってくれていますし、想像していたよりも、不便を感じることもなく、楽しく過ごしています。後は、子どもたちに生きた英語をはじめとしたオーストラリアの文化にたくさん触れて吸収してもらい、大人は大人で、シドニーならではの楽しみや趣味を見つけられたらと思っています。 毎日慌ただしく過ごしていると1日が過ぎるのがとにかく早い! まもなくこちらに来て半年になります。次回(7月15日公開予定)は、「オーストラリア移住生活から半年、感じているメリットとデメリット」についてお届けしたいと思います。
橋浦多美