風情ある温泉街や大正・昭和の時代を感じさせる老舗旅館を訪れる

　温泉文化を楽しむイベント「湘南邸園文化祭2024～粋な温泉文化めぐり@湯河原温泉～」が11月17日、湯河原で開催される。（小田原箱根経済新聞） 【写真】俳句作りなど温泉文化の魅力を体感するワークショップ 　今年で19年目を迎える湘南邸園文化祭。湘南に残る邸園（邸宅・庭園、歴史的建造物等）を舞台とし、各地域の29団体が12市町を会場に55の催しを行う。湯河原では温泉文化を体験する企画を開催する。 　当日のプログラムは、「粋な温泉文化めぐり」「温泉文化体験会（俳句と地歌）」「懇親会」の3部構成で、湯河原の魅力を体験する。 　第1部「粋な温泉文化めぐり」（13時～15時30分）では、湯河原温泉の歴史を「温泉語り部ガイド」と共に巡り、風情ある温泉街や大正・昭和の時代を感じさせる伊藤屋、藤田屋、富士屋、上野屋などの老舗旅館を訪れる。 　第2部「温泉文化体験会（俳句と地歌）」（13時～15時30分）は、俳句作りや地歌の演奏を通じて、温泉文化の魅力を体感するワークショップ。参加者は作った俳句を朗読。地歌の即興演奏も行われ、湯河原の伝統的な「お座敷遊び」を体験する。 　第3部「懇親会」（18時10分～19時30分）は、講師や演奏者、参加者の交流イベント。「ビールスタンドかどや」で湯河原の地ビール「Humans BEER」や地元の名店の料理を楽しむ。 　推進する相原幸典さんは「湯河原駅は開業100周年を迎える記念の年を迎えるのを記念して開催する。湯河原の持つ歴史的な魅力を多くの方々と共に楽しみたい。そのことが湯河原文化の継承につながっていく」と先を見据える。