大みそかに「泣く子はいねがー」 秋田・男鹿の伝統行事ナマハゲ
秋田県男鹿市で31日、大みそかの伝統行事ナマハゲが行われ、鬼のような面やわら製の装束を着けたナマハゲが「泣く子はいねがー」などと雄たけびを上げながら家々を回った。 船越長沼町内会では新型コロナウイルス禍やナマハゲのなり手不足で6年ぶりの実施となった。雷が鳴り、あられが降る中、3体が池田亮一さん(40)宅を訪問。「いい子にしてだがー」と大声を出すと、妻優香さん(37)に抱えられた次女千真梨ちゃん(3)が「怖い」と泣き叫んだ。宮崎県出身でナマハゲ初体験の亮一さんも「迫力があった。新年も健康で良い年に」と願った。 ナマハゲは怠け心を戒め、無病息災や豊作をもたらす神の使いとされる。