年数を重ね『あのセリフ』にも変化が…アニメ『夏目友人帳』声優トークショー【熊本】
テレビ熊本
人吉球磨地域が作品のモデル地となっているアニメ『夏目友人帳』。 11月、球磨郡湯前町で声優トークショーが開かれ、全国から多くのファンが集まりました。 【鹿児島から参加】 「毎回感動して涙が出るような、心が洗われるような作品なので…」 熊本県出身の漫画家・緑川 ゆき さん原作の人気アニメ『夏目友人帳』。 幼いころから妖怪が見える主人公・夏目 貴志(なつめたかし)が、自称・用心棒のニャンコ先生や友人らに助けられながら大切な日々を守るすべを見つけていく、人と妖(あやかし)の物語です。 今年10月から、新シリーズ第7期のテレビ放送がスタート。 熊本地区では、TKUで毎週日曜日の深夜1時から放送しています。 【福岡から参加】 「(作中の登場人物が)みんな優しくて癒やされる。ほっこりして。神谷さんが好きで、皆さんのおしゃべりを聞くのも楽しみ」 こうした中、11月30日、湯前町でアニメに出演する声優のトークショーが開かれました。 トークショーは去年に続いての開催。 人気キャラクター『ニャンコ先生』のグッズなどを手にした多くのファンが全国から駆けつけました。 【井上 和彦 さん】 「私がニャンコ先生だあ」 トークショーを行ったのは主人公・夏目 貴志 役の神谷 浩史 さん。 夏目の用心棒をしながら飼い猫として一緒に暮らす『ニャンコ先生』と『斑(まだら)』を演じる井上 和彦 さん。 そして、夏目の大切な友人、田沼 要 役の堀江 一眞 さんの3人です。 【神谷 浩史 さん】 「夏目友人帳に関わらせていただいて16年たっているけど、僕初めて人吉に来させていただいんですけど…。(隣の2人は)トークショーとかやってたらしんですけど」 【井上 和彦 さん】(ニャンコ先生風に) 「来たかったろ?」 【神谷 浩史 さん】「来たかったですよ!」 作品のモデル地となっている人吉球磨地域を今回、初めて訪れたという神谷さん。 『ニャンコ先生』の人気の高さを改めて実感したといいます。 【司会者】 「きょうもたくさんのニャンコ先生のグッズを持ってきていただいて、良かったら掲げていただきますか?」 【井上 和彦 さん】(ニャンコ先生風に) 「どうもありがとう!」 【神谷 浩史 さん】 「驚くほど『ニャンコ』がいるんですよ!人吉には。くまモンよりもネコのほうをよく見るんですよね」 【井上 和彦 さん】 「でも最初に(堀江)一眞と13~14年前に人吉に来たときはくまモンしかいなかった」 【堀江 一眞 さん】 「くまモンが隆盛を極めて黒かったけど、最近白くなり始めた」 【井上 和彦 さん】 「ニャンコ先生のほうが勝ってるから」 【神谷 浩史 さん】 「逆に夏目を見かけないから何の作品なんだろうかと(苦笑い)。ネコさまさま本当に」 熊本県は、4年前の豪雨災害からの復興支援の一環として、アニメとコラボしたさまざまな企画を実施、観光客の誘致を図っています。 去年も参加した井上さんと堀江さん、少しずつ復興が進む被災地に心を寄せました。 【井上 和彦 さん】 「早く元に戻る所は戻ってほしいと思いながら、頑張って戻ってきたなという所を見るとホッとしたりとかして、日々変わっているなと実感した」 話題は、10月から始まった新シリーズについても…。 神谷さんは冒頭に必ず入る主人公・夏目の『あのセリフ』に変化を感じたといいます。 【第7期プロモーションビデオ】 「小さいころから時々変なものを見た」(夏目 貴志のセリフ) 【神谷 浩史 さん】 「シーズンが変わる毎にあのセリフは新規で収録させていただいているんですけど、若干、僕の声のトーンが明るく感じられた。年数重ねることによって、妖(あやかし)との関わり方みたいなものが少しずつ変わってきて、周りの環境も変わってきて、その気持ちが若干、声のトーンの明るさにつながっているのかなという気がする。初期のころは『小さいころ時々変なものを見た』って割と暗いというか、ちょっとぶっきらぼうな雰囲気があったと思うけど、それが若干薄らいでいる感覚が、今聞いてて感じ取れたので、僕は多分無意識にやっているとは思うけど」 【玉名から参加(サイン色紙が当たる)】 「初めて生の声優さんに会えたので運を全部使い果たしたかなと」 【鹿児島から参加】 「真剣に話しながらも面白いところを混ぜてくれているところが面白かった」 全国から多くのファンが集まった声優トークショー。 アニメ『夏目友人帳』は人吉球磨地域の復興に欠かせないコンテンツとなっています。 【スタジオあとコメ】 湯前町の湯前まんが美術館では12月27日(金)までアニメ『夏目友人帳』の展示会を開催中です。
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