再び勢いに乗りたい松本（左）と下剋上を狙うJIN

　2024年8月31日（土）東京・後楽園ホール『RISE 181』の前日計量＆記者会見が、8月30日（金）都内にて14：00より行われた。 【写真】両者のフェイスオフ、JINは思わず前のめりに 　セミファイナル（第9試合）の-52kg契約3分3R延長1Rで対戦する、フライ級2位・松本天志（TARGET SHIBUYA）は51.95kg、MA日本キックボクシング連盟バンタム級王者JIN（楠誠会館）は51.9kgでそれぞれ計量をパス。 　JINは開口一番「予想では僕が1R KOで負けるとなっていますが、その方がおもろい。下剋上しに来ました」と予想を覆すと言い放つ。 　対する松本は「勝ち方を問われていると思うので、しっかりKOで勝って次に進みたい」と勝つのは当然で、勝ち方にこだわるとした。 　互いの印象を聞かれると、JINは「めちゃイケメンで優しそうなのに、いろいろな倒し方でKOしていて強い選手だと思います。明日はどっちかが倒れているので楽しみにしてください」と、どちらが勝つにしてもKO決着だとする。 　それに松本は「相手はイケイケでキレもあるし、そこは気を付けたい。どっちかが倒れていると言ったが、僕は倒れないので相手が倒れる」と、倒れるのはそっちだと返答した。 　JINはこれがRISEで3戦目。過去2戦は敗れているが、今回はどう変わったかと問われると「何も変わりはないけれど、今までで一番動きがいいので明日見ていただきたいだけです」と自信あり気。 　松本は、2023年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級（-51.5kg）トーナメント」優勝を含めて6連勝を勢いに乗っていたが、連敗を喫して勢いがストップ。前回6月は初回KO勝ちしたものの、かつての勢いを取り戻せているのかと聞かれると「この前の試合は勢いを出す前に終わっているので、今回も出せないで終わるかなと思っています」と、勢いを出すまでもないとニヤリ。 　また、JINは前回、相手が胴タックルのように組みついてきたため後ろに倒れ、相手の首に腕を巻きつけていたためたまたまプロレス技のDDTのような形となり、それでKO勝ちという珍しい勝ち方をした。 　そのため、今回もDDTを使う予定はと聞かれると「思いっきりかまします」と笑みを浮かべる。松本は「僕のジムの先輩にYA-MANさんがいるので、しっかり切る練習をしてきたので大丈夫です」とすでに対策は出来ていると笑った。