マカオ、偽のゴールドネックレスを質入れした中国人の男2人逮捕…被害額約90万円
マカオ司法警察局は9月19日、偽のゴールドネックレスを質入れして現金を詐取したとして20代と30代の中国人(中国本土居民)の男2人を逮捕したと発表。 同月13日、市内の質店から偽造品のゴールドネックレスが持ち込まれる詐欺被害に遭ったとする通報が寄せられたとのこと。店舗が同局に説明したところによれば、当日の夜に単独で来店した男がコールドネックレス1点を質入れに訪れ、双方協議の末に5万香港ドル(日本円換算:約90万円)で取引がまとまったものの、相手が身分証を提示できなかったため取引の成立には至らず男は立ち去ったが、しばらくして別の男1人を連れて再び来店し、新たに現れた男が提示した身分証を使って手続きを行い、現金を手渡したという。しかし、その後の反復詳細検査でゴールドネックレスが表面のみゴールドコーティングされたものであることが判明したことから警察へ通報するに至ったとのこと。 同局が当該ネックレスを専門家に鑑定させたところ、質店による検査と同様の結果が確認され、また容疑者の男2人の身元を特定した後、両人ともすでにマカオから出境していたことがわかったが、両人が18日に空路と陸路でそれぞれマカオ入りしたため、イミグレーションで相次ぎ逮捕に成功。両人とも容疑について否認し、捜査への協力を拒否しているというが、同局では両人を巨額詐欺罪で検察院送致するとした。 マカオでは偽造品のゴールドネックレスや高級腕時計が質店に持ちこまれる詐欺事案がしばしば発生している。