手がかり難の日本株相場で堅調期待の「食品関連」3銘柄
東京都内は桜が満開となっているが、天気はあいにくの雨模様。株式市場も同様に、好悪両材料が入り交じる展開となっている(写真:ブルームバーグ)
3月24日の東京株式市場は、利上げ継続によるアメリカ経済の減速懸念や外国為替市場での円高ドル安進行が嫌気され、銀行株や自動車株に安い銘柄が目立った。反面、アメリカのハイテク株高を好感して半導体関連の一角が買われたほか、期末の配当権利取りの動きの中で海運株などが上昇。全体的には下落幅を縮小する展開となり、日経平均株価の終値は前日比34円安の2万7385円と小幅に続落した。 来週(27~31日)は、欧米の金融不安が払拭しきれず、手がかり材料が少ない中で、売り買いが交錯する展開となりそうだ。日経平均は方向感に乏しい推移が想定され、想定レンジは2万6900~2万7800円とする。
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冨田 康夫