京都の秋の風物詩、世界とつながるアートフェア「ACK」11月1日から
現代美術の国際的アートフェア「ACK(Art Collaboration Kyoto)」が京都で11月1日から11月3日まで開催される。 期間中は、19カ国25都市から総勢69ギャラリーの出展に加え、トークプログラム、参加型ワークショップが国立京都国際会館で行われるほか、ナイトイベントも京都各所で開催される。 ■ギャラリーコラボレーションとキョウトミーティング ギャラリー出展では、「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」の2つのセクションが設けられている。 ギャラリーコラボレーションでは、国内27のギャラリーがそれぞれ海外ギャラリーをゲストに迎え、ひとつのブースをシェアして出展する。ひとりの作家をフィーチャーしたり、「若手の作家」のみで構成したり、テーマに沿った作品を揃えたり……。ギャラリー同士の共創を見られるのが、他のアートフェアにはないACKのユニークさだ。 一方、キョウトミーティングでは、京都にゆかりのあるアーティストや作品を紹介。今年は展示規模を拡大して、国内から9ギャラリー、海外から4ギャラリーが参加し、合計13ブースが展開される。 ■ACK主催の企画展やトークも充実 ACKが主催するプログラム「ACK Curates」では、テーマに「Resilience~わたしたちがつなぐものたち」を掲げ、企画展やトーク、キッズ向けの参加型ワークショップを展開する。 「パブリックプログラム」は、香港拠点のキュレーションプラットフォーム「Arts Collective」をゲストキュレーターに迎え、「地図が語らないこと」をテーマに企画構成。国立京都国際会館イベントホール及びその周辺を、コンセプチュアルな作品が彩る。 「ACK Talks」では、アート、社会、私たち自身の「レジリエンス/回復力」について、多様な視点から考察する。政治、経済、ファッション、建築、食などあらゆる領域の専門家を招き、世界のアートの動向やマーケットの現状、アートを起点とした学びや人々のつながりについて、様々な領域を横断する9本のトークセッションが展開される(参加費無料、予約不要、当日先着順)。