求人誌で見かける「月収50万」「手取り30万円」という求人。どこまで素直に信じていい?
求人票の給与と採用後の給与が違ったときの対処
求人票の給与と採用後の給与が異なる場合、まずは会社へ理由の開示を求めましょう。会社側が求人票の給与と実際の給与が違う事実を認識していなかった可能性があるため、確認の意味も込めて問い合わせる必要があります。 また、本来なら企業が給与の変更を行うには合理的な理由が必要となるため、一方的に給与を変更することはできません。給与を変更する場合には、変動する額面の大きさにかかわらず、十分な情報提供と理由を説明する必要があります。 ◆採用後に引っ越ししていた場合は必要な費用を請求できる 採用時と実際の労働条件が異なる場合、労働基準法第15条2項において、労働者は契約を即座に解除できます。このとき、契約解除日から14日以内に帰郷する場合は、必要な旅費を企業に負担してもらえます。 これは労働基準法第15条3項に明記されているため、法的な拘束力を持って請求可能です。そのため、就職にあたって引っ越しを済ませていた方でも、無駄な出費をしなくて済みます。
正確な給与は雇用契約書を確認しよう
求人票の給与は採用後に変更される可能性があるため、採用面接時や入社前には必ず給与のことについて確認を取っておかなくてはなりません。 正確な給与は雇用契約書に必ず記載されているため、採用時に求人票の給与が保証されると考えず、契約内容を今一度確認することが大切です。 出典 デジタル庁 e-GOV法令検索 労働基準法 デジタル庁 e-GOV法令検索 職業安定法 厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク 固定残業代 を賃金に含める場合は、適切な表示をお願いします。 厚生労働省 確かめよう労働条件 Q&A 雇用契約 Q 求人票や求人広告に書いてあった給料や勤務時間などの条件が、採用面接で説明された条件と違っていた場合は、どうすればよいのでしょうか? 厚生労働省・愛知労働局・ハローワーク 求職者とのトラブル防止のために、求人内容を明確に記載しましょう! 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部