桜橋中央で初の「隅田川ツナシキ大会」 台東区民と墨田区民が誇り懸け熱戦
隅田川に架かる桜橋中央で台東区と墨田区の代表チームが綱引きで競い合う「隅田川ツナシキ大会2024」が10月19日、初めて開催された。(浅草経済新聞) 当日は快晴で30度近くまで気温が上がり、強い日差しの下、熱戦が繰り広げられた。 第1試合は参考試合。台東区から少年野球チームの「Wサンダース」と「JANYZ」の2チームが出場し、開幕戦を飾った。結果は2‐0でWサンダースが勝利した。 続く第2試合は、「東京JC台東区委員会」と「東京JC墨田区委員会」のJC対決。互いにそろいのポロシャツで統一して試合に臨んだ。力が拮抗し、引きつ引かれつの時間が続いたが、結果は2‐0で墨田区委員会に軍配が上がった。 第3試合は、「台東区立中学校PTA連合会」と「墨田区チームⅠ」。そろいのはんてんを身にまとった台東区立中学校PTA連合会が息を合わせて綱をじりじりと引き切り、2‐0で勝利。第4試合は、女性限定チームの対決。台東区から「レディー・ババ」と「墨田区チームII」の戦いは、スピード感のある決着の付け方で、レディー・ババが2‐0で白星を飾った。 最後の第5試合は、各チームの代表による混合チーム(男性・女性各5人)の対決。緊迫した試合展開を見せるも、結果は「台東区チーム」が2‐0で勝利を収めた。 閉会式で、大会実行委員長を務めた毛塚雅清さんから、今大会の勝利チームが台東区であることが発表されると、両区双方から大きな拍手が起こった。その後、両区「非公式」であることを前置きしたうえで、大会の勝利チームが区境を1メートルずつ相手区に延ばす名誉を贈るプログラムに移った。「隅田川ツナシキ大会用 非公式一年間の暫定区境」と書かれた紙を橋の中央から1メートル墨田区の方に進んだ場所にスタッフが貼り、初の大会の幕を閉じた。 台東区立中学校PTA連合会の一員として出場した藤田益之さんは「思ったより白熱して非常に楽しい一日だった。明日は筋肉痛が怖い。台東区が勝てて良かった」と話していた。 毛塚実行委員長は「皆さん、楽しんでくれたのが良かった。来年も継続したいという雰囲気も出てきたので、これは来年もやりたいと思っている」と意気込みを見せた。
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