ふかわりょう 石破首相の語尾ふんわり答弁に苦言「日本人のお家芸…政治家は頼ってちゃいけない」
お笑いタレントふかわりょう(50)が3日、TOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)にコメンテーターとして生出演し、石破茂首相(67)のあいまい表現に苦言を呈した。 衆参両院本会議でこの日、首相への代表質問が行われ、立憲民主党の辻元清美参院議員が質問に立った。選択的夫婦別姓について石破首相は、自民党総裁選前には「実現は早いに越したことはない」と積極的な姿勢だったが、この日は「具体的な制度のあり方は各党各議員に考えがある。オープンな熟議の考えの下、必要な検討を行う」と大きく後退した。 また来年の参院選での裏金議員の非公認については、「(衆院選と)違う対応は現時点では考えていない」、最低賃金の引き上げについて「2020年代に全国平均1500円に向け努力を続ける」と述べた。 語尾がふわっとした答弁の数々に、ふかわは「日本人のお家芸かもしれないんですけど、あいまい表現…」と苦い表情を浮かべた。さらに「ただ、政治家はこれに頼ってちゃいけないなと思います。“検討する方向で調整している”みたいなのが多いじゃないですか?」と指摘した。 裏金事件を受けての衆院選では、与党過半数割れの大敗。選挙期間中も非公認議員側への2000万円支給や、実質公認とも取れる応援態勢が有権者の疑念を生んだ。ふかわは「非公認なのに、応援演説には足を運んでいたり、あくまでポーズだけだったのかなと思うところもある。明確にスタンスを標榜してほしいですね」と疑問を口にした。