「人工超知能が未来」 脅威論に距離 米エヌビディアCEO
【ラスベガス時事】米半導体大手エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)は7日、米ラスベガスで報道陣の取材に応じ「(人間の知能を上回る)人工超知能(ASI)がサプライチェーンの計画を立てたり、ポッドキャストを作ったりしてくれるのが未来だ」と述べた。 文章や画像を自動で作る生成AIの技術が進歩を遂げ、より広範に人々の仕事を代替する将来像を描いた。 高度なAIが人間の脅威になるとの声もある。フアン氏は「人間の方が有害で、機械は機械だ」と指摘し、こうした見方からは距離を置いた。AI技術の用途の広さを認めた上で、人間がどう扱うかが課題になるとの認識を示した格好だ。