KDDIと石川県、復興支援で協定 スターリンクやドローンを活用
KDDIは25日、能登半島地震からの復興に取り組む石川県と、地域活性化と創造的復興に向けた包括連携協定を締結したと発表した。KDDIが業務提携する米スペースXの衛星通信網「Starlink(スターリンク)」による通信環境整備や、ドローンなどを活用した地域防災コンビニの展開など、防災のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目指す。 今回の協定は、先端の通信技術やデジタル技術などの活用に加え、地域DX人材の育成による石川県民向けサービスの向上や、より強靭(きょうじん)な地域づくりを行う創造的復興につなげるのが狙い。 具体的な連携の取り組みとして、KDDI傘下のコンビニエンスストア・ローソン店舗を地域防災拠点として、スターリンクとドローンポートを配備。非常時にはドローンで被災状況の確認や救助者捜索などを行う。2024年度内には県内の一部店舗で実証を行う予定。 KDDIは「石川県での防災DXの取り組みを皮切りに全国への拡大を目指し、地域社会の課題解決と持続可能な社会の実現に貢献していきたい」としている。
電波新聞社報道本部