ワーホリで「仕事見つからない」……豪の“厳しい現実” 英語力の劣る日本人、面接の実態は? 物価高も打撃「肉買えない」
■日本人を採用するための電話面接
アジアの食材などを売る、メルボルンのFoodle Asian Grocery+Kitchen。日本食コーナーでは4人の日本人が働いていました。日本人の採用を担当しているのは、フードル日本食部門担当オーナーの福島展賢さん。取材した日も、電話面接が入っていました。 福島さん 「少しあなたのこと教えてもらえますか?」 求職者 「私に…教えてほしい…?」 福島さん 「自己紹介できますか?」 求職者 「あーはい、わたし自身。今日?」 福島さん 「…すみません?」 求職者 「…今日?」 福島さん 「私の質問理解できていますか?」 求職者 「あー…ごめんなさい、分からないです」
■雇用側は「即戦力になる従業員を」
面接が終わり、福島さんは感触について「ちょっとごめんなさい、難しいです。自己紹介してくださいという質問にも受け答えができていなかったので」と話しました。この電話面接は、英語力のテストも兼ねているといいます。 福島さん 「(日本人の中で)英語がしゃべれない方が増えています。雇用側からしたら、厳しめの意見になってしまうんですけど、やはり即戦力になる従業員さんを探しています」 夢を描いて多くの若者が挑んできたワーホリ。現地の状況について事前の十分な情報収集をするよう、日本政府も勧めています。 (9月27日『news every.』より)