朝からラーメンはいかが? じわじわ広がる「朝ラー」の魅力 「仕事前にしっかり食べるとがんばれる」女性客にも人気
この2か所が朝ラーの2大スポットなんですが、それぞれルーツは異なります。 まず、静岡県藤枝市。静岡といえばお茶ですが、藤枝市は静岡県内でも特に生産が盛んな地域です。 藤枝市のホームページによりますと、古くからお茶の取引などで早朝から働く人が多くいた…。仕事を終えてお腹を空かせた人が集まったのが、藤枝市内のとあるラーメン店。店主は、開店時間を早めて早朝から営業するようになったのが始まりとされています。 藤枝市の観光交流政策課に取材したところ、「具体的にいつごろからという記録は残っていないが、少なくとも戦前には根付いていた」と話していました。 一方の福島県喜多方市。ラーメンで有名な町ですが、地元の観光物産協会によりますと、古くから朝にラーメンが食べられていたそうです。 理由については「工場の夜勤明けの人がよくラーメンを食べていた」や、「農家が早朝作業を終えてからよく食べていた」など諸説ありますが、喜多方の人にとって「朝にラーメン」はごく自然とのこと。 その文化に目を付けたJR東日本が観光キャンペーンで「朝ラー」と紹介したところ、全国に「朝ラー」が広まったとされています。
中国放送