「3代が独立運動」オ・ヒオクさん永眠…韓国国内の生存者4人に
3代目が独立運動家で、自身も日帝時代に韓国光復軍などに勤めたオ・ヒオク愛国志士(建国勲章愛族章)が17日午後、持病で亡くなった。これで生存している愛国志士は計5人(国内4人・海外1人)になった。オさんは唯一の女性愛国志士だった。 韓国国家報勲部は「オさんがこの日午後に亡くなり、葬儀は遺族と話し合って社会葬で行う予定」と明らかにした。故人は2018年に脳梗塞で倒れ闘病してきた。葬儀場は中央報勲病院に設けられた。 オさんの家門は祖父から3代が独立運動に献身してきた。名鉄砲打ちとして知られる祖父のオ・インス義兵長、中国西路軍政署などで活躍した父親のオ・グァンソン将軍、満州一帯で独立軍の秘密連絡任務を引き受けた母親のチョン・ヒョンスク女史らが代表的だ。オさんの2歳年上の姉、オ・ヒヨン先生(建国勲章愛族章)も光復軍出身で、義理の兄(姉婿)のシン・ソンシクさんは韓国光復軍総司令部の参領を務めた。 1926年生まれのオさんは13歳だった1939年4月、中国劉州で韓国光復進善青年工作隊に加入し、日本軍の情報収集と日本軍内の韓国人兵士を脱出させる任務などを引き受けた。その後、光復軍第5地帯で活動し、韓国独立党の党員としても活動した。韓国政府はこのような功労を認め、オさんに1990年建国勲章愛国章を追叙した。 オさんは2021年に独立運動家のミン・ヨンジュさんが亡くなった後、唯一の生存していた女性愛国志士でもあった。一人の息子と二人の娘をもうけた。 韓国報勲部によると、オさんの死去で生存している愛国志士(独立運動家)は5人(カン・テソン、キム・ヨングァン、オ・ソンギュ、イ・ハジョン)に減った。このうち、イ・ハジョンさんは海外に居住している。これに先立って、今年2月、チ・イクピョさんが99歳でなくなるなど、今年に入って2人の愛国志士が世を去った。