米国株式市場=ナスダック最高値更新・ダウは8日続落、FOMC控え
Chuck Mikolajczak [ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場ではナスダック総合が過去最高値を更新し、S&P総合500種も上昇して取引を終えた。一方、ダウ工業株30種は8営業日連続で下落し、2018年6月以来最長の続落となった。 市場は最新の経済指標を注視しつつ、週内に開かれる今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利の行方を見極めようとしている。 CMEのフェドウオッチによると、市場は17─18日のFOMCで25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われる確率を95.4%とほぼ完全に織り込んでいる。 CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「先週はやや売られ過ぎた可能性がある。米連邦準備理事会(FRB)が18日に利下げを発表する可能性がほぼ100%とみられる中、残る唯一の問題はどのようなガイダンスが示されるかだ」と指摘。 その上で「タカ派的な利下げになる可能性が高く、FRBは金利を引き下げつつ、データ次第の姿勢を示す見通しで、来年の利下げ回数は予想より少なくなる可能性がある」と述べた。 米S&Pグローバルがこの日発表した12月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.3と、前月の49.7から低下した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は49.8だった。 市場はFRBの金利発表を前に17日の小売統計に注目している。 大型グロース(成長)株の多くが買われ、アルファベットが3.6%高、テスラが6.1%高で通信サービスと一般消費財セクターを押し上げた。ウェドブッシュ・セキュリティーズはテスラの目標株価を515ドルに引き上げた。 ハネウェル・インターナショナルは3.7%上昇。航空宇宙事業の分離を検討していると発表したことを受けた。 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.27対1の比率で上回った。ナスダックでは1.05対1で値上がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は約153億3000万株。直近20営業日の平均は140億4000万株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 43717. -110. -0. 43825. 43951. 43686. 48 58 25 76 58 85 前営業日終値 43828. 06 ナスダック総合 20173. +247. +1. 20016. 20204. 19988. 89 17 24 12 58 12 前営業日終値 19926. 72 S&P総合500 6074.0 +22.9 +0. 6063.7 6085.1 6059.1 種 8 9 38 9 9 4 前営業日終値 6051.0 9 ダウ輸送株20種 16580. -131. -0. 23 20 79 ダウ公共株15種 995.86 -7.79 -0. 78 フィラデルフィア 5256.0 +106. +2. 半導体 6 28 06 VIX指数 14.69 +0.88 +6. 37 S&P一般消費財 1954.2 +33.5 +1. 0 0 74 S&P素材 554.31 -5.48 -0. 98 S&P工業 1159.6 +0.87 +0. 7 08 S&P主要消費財 884.83 -3.23 -0. 36 S&P金融 820.41 -0.32 -0. 04 S&P不動産 265.94 -1.61 -0. 60 S&Pエネルギー 661.88 -14.8 -2. 0 19 S&Pヘルスケア 1618.7 -20.4 -1. 1 7 25 S&P通信サービ 356.57 +4.54 +1. ス 29 S&P情報技術 4751.1 +47.3 +1. 1 1 01 S&P公益事業 388.56 -3.23 -0. 83 NYSE出来高 8.59億株 シカゴ日経先物3 ドル建て 39745 + 大阪比 月限 285 シカゴ日経先物3 円建て 39625 + 大阪比 月限 165