世界4位のルバキナ、背中のケガが癒えずアジアツアーから撤退!「健康を優先することが最善であると判断しました」<SMASH>
女子テニス世界ランク4位のエレナ・ルバキナ(カザフスタン)が出場を予定していたWTA1000大会「中国オープン」(9月25日~10月6日/中国・北京/ハードコート)を欠場すると発表。同時に今季のアジアツアーの全大会をスキップする意向も表明した。海外メディア『UBITENNIS』が報じている。 【画像】ウインブルドン2024で存在感を放ったルバキナら、女子トップ選手の厳選ショット! 先日行なわれた今季最後の四大大会「全米オープン」の2回戦を負傷により試合前に棄権したルバキナ。以降はツアーでプレーしておらず、参戦予定だった先週のWTA500シリーズ「ハナ銀行・韓国オープン」(9月16日~22日/韓国・ソウル/ハード)も欠場していた。 そして間もなく開幕する「中国オープン」も出場を辞退。さらにはアジアツアーからの撤退も決断したようだ。『UBITENNIS』が掲載している声明でルバキナは次のようにコメントしている。 「背中のケガが続いているため、残念ながら今後のアジアツアーは撤退しなければなりません。私は回復に向けて一生懸命努力してきましたが、私と医療チームは、現時点では私の健康を優先することが最善であると判断しました。今年は大変な年でした。(中国オープンの)大会主催者とファンの皆さんのサポートに感謝しています。チームと私は、シーズン最終戦までにコートに戻れるよう努力していきます」 今季のルバキナは1月の「ブリスベン国際」(WTA500)、2月の「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500)、4月の「ポルシェ・テニス・グランプリ(WTA500)のツアー3大会で優勝。「ウインブルドン」(四大大会)では4強進出と安定した成績を残していた。一方でケガや体調不良による欠場または途中棄権も今回の中国オープンを含め計10大会と非常に多く、アジアツアー以降どの大会で実戦復帰できるかも今のところは未定だという。 今年8月下旬には5年間にわたって自身のコーチを務めたステファノ・ヴコフ氏との契約を解消。世界ランキングでも4位から5位への後退が差し迫っており、どこか悪いことが立て続けに起こっている印象を受ける。ひとまずはシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(11月2日~9日/サウジアラビア・リヤド/ハード/FIN)の出場権獲得のためにも、いち早くルバキナの状況が好転することを願いたい。 文●中村光佑