４万人目の来場者となった砂見さん（左）と萩島さん＝金沢市の石川県立美術館

　金沢市の石川県立美術館で開催中の奈良国立博物館展「まるごと奈良博」は16日、来場者が計4万人を突破した。節目を飾った会社員砂見歩尭（ほたか）さん（24）=茨城県常総市=と会社員萩島啓介さん（24）=同県土浦市=にオリジナルグッズなどの記念品が贈られた。 　2人は観光旅行で金沢を訪れた。大の歴史好きという砂見さんは「これだけ精巧な仏像を作り上げる当時の技術を知りたい」と話し、萩島さんは「金沢21世紀美術館も巡り、石川の美術を堪能したい」と笑顔を見せた。 　奈良博展は「ポスト国民文化祭」の目玉事業として県、県立美術館、北國新聞社でつくる実行委員会が主催。25日までとなる後期展には国宝4点、重文54点を含む137点が並ぶ。 　開館は午前9時半～午後6時で、17日は午前8時半～午後7時、18日は午前8時半～午後6時に時間を延長する。入場料は一般1500円、大学生千円、高校生800円、小中学生500円。内灘町以北の小中学生は無料。