球団との話し合いは約15分、田中将大 「やりがいを素直に感じられなかった」退団表明の思い語る
東北楽天ゴールデンイーグルスが24日、田中将大投手(36)を11月30日提出予定の契約保留者名簿に記載しないことを発表し、自身のYouTubeでも退団を口にした田中が26日、発表後初めて取材に応じた。 仙台の楽天モバイルパークで取材に応じた田中は開口一番「新しいことを言っていった方がいいのかな」と口にした。現在の心境を問われると「一番はやはり選手としてやっていく上でやりがいをどれだけ感じられるかが、自分としては大きいです。そこをいつも一番に考えて決断をしてきたので、色々本当にたくさん考えました。その中でこういう答えを出すことにしました」と口にした。 球団との話し合いについては「結果が出なければ、そこはやはり下がるし、活躍すれば上がるし、ダメだと思われればカットされる。ただ、その中で球団と実質1回ですね。その(金額)提示があった時、15分ぐらい話した。提示を受けた時にですね、個人的には、もう受けた印象としてはもう期待はされていないんだな、最適な言葉がなかなか思い浮かばないですけど、これはもうちょっと出て、新しいところで、求められるところでやるのが自分にとって一番だなと」 さらに「いろいろとお金だなんだっていう論調も流れていますけど、ひとつ思い出していただきたいのは、そもそも2021年、イーグルスに戻ってくるタイミングの時に、(メジャーから)それ以上のオファーを蹴って戻ってきている。イーグルスから出されたオファーよりも上のオファーは事実としてあったので、そこをもう一度思い出していただきたいなっていうところはあります。とにかく、期待をかけてもらって、やりがいを感じるところでやりたいっていうのが一番です」と率直な思いを語った。 金額が評価に繋がるのではという質問には「それはもちろんありますけど、金額で全部選択してるわけじゃないので。気持ちの部分で。この言葉がまた正しいのかわからないですけど、やりがいというところを素直に感じられなかったというか、受け取れなかったです」と退団に踏み切った理由を語った。