韓国の教授団体が「尹錫悦退陣」求める声明…「国の生存のために辞任を」
「キム・ゴンヒ国政壟断…国家運営は非常識の極致」
大学教授や研究者が所属する民主平等社会のための全国教授研究者協議会(民教協)が「尹錫悦(ユン・ソクヨル)とその政権勢力をできるだけ早く退かせることは、今や大韓民国の生存のための必要条件となってしまった」として、尹大統領の退陣を求めた。 民教協は30日に発表した声明で、「民主主義の破壊者尹錫悦とその政権勢力は直ちに退陣せよ」と要求した。民教協は「尹大統領の妻であるキム・ゴンヒは株価操作、私文書偽造や業務妨害などの明白な犯罪行為にもかかわらず、検察の不起訴処分と捜査の遅さのおかげで処罰を免れている」とし、「キム・ゴンヒの国政干渉と壟断に加え、尹錫悦とその政権勢力の国家運営は理にかなっておらず、非常識の極致を示している」と主張した。「一言で言って、尹錫悦とその政権の延長は、大韓民国の民主主義の破壊、過去の独裁の亡霊の召還だと言える」とも述べた。 続いて民教協は、尹錫悦政権の北朝鮮に対する強硬対応基調に言及しつつ、「反民主主義的な政権勢力が自分たちの利権を守り、支配権を維持しようと試みる時は、深刻な内部対立を誘導し、外部紛争を触発するが、尹錫悦政権の態度も大きな違いはない」と述べた。 民教協は「北朝鮮に対する強硬策は南北の軍事的緊張を高めている。これは局地戦へと飛び火する可能性が非常に高い」とし、「問題は、それによって韓国経済も没落しうるということ」との懸念を示した。 そして「結論として、民主主義を維持し実行する決然とした勢力が政権を握ってこそ、国際秩序がどのように変化しようとも、韓国の安保と経済が受ける被害は少ない」とし、「尹錫悦とその政権勢力をできるだけ早く退かせることは、今や大韓民国の生存のための必要条件となってしまった。尹錫悦とその政権勢力の退陣を求める」と述べた。 一方、韓国外国語大学の73人の教授も、31日に「キム・ゴンヒ特検」の受け入れを求める時局宣言を発表し、「大韓民国の憲政秩序が深刻に傷つけられている昨今の状況を非常に憂慮する」、「尹錫悦政権による民主主義の破壊はもはや容認できない」と声を強めた。 イ・ユジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )