NZ消費者信頼感、12月は3年超ぶり高水準 金利低下受け
[シドニー 20日 ロイター] - オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と豪調査会社ロイ・モーガンが20日発表した12月のニュージーランド(NZ)消費者信頼感指数は100.2で、前月の99.8から上昇した。高水準の住宅ローンに苦しんでいた家計が金利低下で好転し、3年超ぶりの高い数字となった。 100が楽観と悲観の分岐点。 高額な家庭用品購入に悪い時期と考えていた回答者の割合は差し引き1%で、12ポイント上昇した。 ANZのチーフエコノミスト、シャロン・ゾルナー氏は「経済にとって上向きな環境になりつつある。金利引き上げで意図的に引き起こされた異例の景気後退(リセッション)の後、金利引き下げが効果的な解決策として作用した」と述べた。 前日発表された指標では第3・四半期にリセッション入りしたことが示され、より積極的な利下げの可能性が裏付けられた。 ニュージーランド準備銀行(中央銀行、RBNZ)は8月以来、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を125ベーシスポイント(bp)引き下げて4.25%としている。