Jリーグ人気にも影響? 今夏欧州移籍した日本人の市場価値ランキング7位。加入約半年で…。J1タイトルより欧州移籍を選んだFW
Jリーグの夏の移籍市場が閉鎖となった。この時期は、欧州各国リーグの新シーズン開幕前で、Jリーグからヨーロッパに渡った選手が多くいる。今回は、Jリーグのクラブから欧州クラブへ移籍した日本人選手の中で、データサイト『transfermarkt』に基づく市場価値トップ10を順位ごとに紹介する。※データは8月23日時点。金額が並んだ場合はサイトに準拠。
7位:大橋祐紀 生年月日:1996年7月27日(28歳) 最新市場価値:90万ユーロ(約1億4400万円) 移籍元クラブ:サンフレッチェ広島 移籍先クラブ:ブラックバーン(イングランド) 2024リーグ戦成績:22試合11得点3アシスト 大橋祐紀はサンフレッチェ広島でゴールを量産し、評価を高めたことで、今夏イングランド2部のブラックバーンへ移籍した。 大橋は2018年に湘南ベルマーレでプロとしてのキャリアを始めるも、大けがが続いてブレイクまで時間がかかった。それでも2023シーズンにリーグ戦23試合に出場して13得点3アシストと結果を残すと、2024シーズンは得点力不足が課題だった広島に加入。浦和レッズとの開幕戦で2得点を挙げ、完璧なスタートを切った後、そのままチームのエースとして君臨し、22試合で11得点を記録した。そして7月31日に、ブラックバーン移籍が発表されている。 半年で広島を去った大橋は、移籍発表の際に「とても難しい決断でしたが、海外でサッカーを学び成長していくことは、選手として生きる僕にとって“目標”のひとつでありました。また年齢的にも最後のチャンスになると思い、挑戦の道を選ぶことにしました」とクラブの公式サイトでコメントを残している。 たしかに28歳という年齢は、ヨーロッパに初めてチャレンジするにかなり遅い方で、一般的にはそろそろ市場価値の下落が始まる時期だ。ただ、大橋は90万ユーロ(約1億4400万円)からの上昇が期待できる。ブラックバーン加入直後にもかかわらず、デビュー戦から公式戦3試合で3得点1アシストと、最高のスタートを切った。24日のオックスフォード戦は加入後初の先発出場で連続得点が止まったものの、好スタートであることは間違いない。 ブラックバーンは大橋を獲得するために、125万ユーロ(約2億円)の移籍金を支払ったとされている。28歳でイングランド2部に挑戦して、ここからさらに進化する可能性もありそうだ。
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