水原希子「生理の話題のようにセルフプレジャーもフランクに話せるといい」その思いに至った経験とは
自分を認めることで自分をもっと愛せる
心身ときちんと向き合い、健やかに暮らしをアップデートし続ける水原さん。最近は新たにアファメーション(=なりたい自分や、日々への感謝を口に出して表現すること)を取り入れ、ポジティブな変化を感じているそう。 「恋人もそうなんですけど、アメリカは、自分を肯定する人が多い印象があって。他人の私に対しても、些細なことで、“アメイジング! ”“ゴージャス! ”と大袈裟に褒めて肯定してくれるんです。最初は照れくさくて“そんなことないよ”と否定していたんですけど、素直に“ありがとう”と受け止めたときの方が、気持ちよかった。 思い返せば、私は昔から自分に自信がなくて……失敗したり思い通りに物事が進まなかったりすると、“努力が足りないんだ”などと、自分を否定していました。そうやって自分に暗示をかけることで、自分を愛せなくなっていたんですよね。バリ島のウェルネスイベントに参加し、初めてアファメーションを試したら、不思議と気分が上がって。 以降、自分を認めて褒めてあげることを習慣づけたら、どんどんポジティブになり、体調も表情も良い方向に変わっていったんです。瞑想やストレッチ、読書、日記を書くことも日課にしていて、それらをこなすだけで、自分を褒める理由ができるんですよ。“自分のために頑張っている自分、えらい! ”みたいな。 そして、もう少し頑張る元気が湧いてくる。これから自分がどんな風に成長していくのか、すごくワクワクしています」 水原希子(みずはら・きこ) 1990年10月15日、アメリカ・テキサス州生まれ。俳優、モデルとしてマルチに活躍。2010年に映画『ノルウェイの森』でスクリーンデビュー。『あの子は貴族』(2021年)で高崎映画祭・最優秀助演女優賞を受賞。自身のブランド「OK」では、日本のギャル文化からインスピレーションを受けた、自由で解放的なスタイルを追求。今年はライフスタイルブランド「kiiks」を発表し、自然由来と手作りにこだわったプロダクトを提供。
中西彩乃