『スリクソン ZXi TR』をプロたちが試打解説。「左右だけでなく縦距離のコントロールもしやすいヘッドです」【ガチ試打計測・動画あり】
最後に、センターヒット、トウヒット、ヒールヒットの3つのデータを比較したものを、小島プロが解説する。 「ボールスピードはセンターとトウで1m/s、ヒールは2.2m/s違う。つまり操作性は高いけど、トウヒールにズレた時のスピードは落ちますよと。その結果、キャリーはトウヒットで13.7ヤード、ヒールヒットで17.9ヤードのロスだから、外した時の距離の落ち方はこのモデルは大きいと言えます。トータルの飛距離に至ってはヒールに当たると20ヤードも落ちています」 この小島プロの「オフセンターヒットの操作性は高いが飛距離は落ちる」という解説に、癸生川プロが反応した。 癸生川:僕はセンターを外した時の距離の落ち方が大きいドライバーが好きだな。もちろんミスショットをして距離が変わらないというヘッドも、これは凄い利点なんだけど。逆に距離を落としたい時に落ちないのは使いづらいというプレーヤーも多いと思う。 小島:プロゴルファーは、ドライバーで280とか300ヤード先に球を置きにいくじゃないですか。そういったコントロールしていかないとスコアを出せない世界なので。 癸生川:この『TR』は縦の距離感を合わせやすいドライバーという言い方なのかな。僕は好きです。
まとめ
最後に、『スリクソン ZXi TR』のお勧めゴルファー層を教えてもらおう。 癸生川:この『TR』は、左右だけでなく、縦の距離もコントロールできるヘッドかなと思うので、そういうマネジメントをするプレーヤーには最適なヘッドと思います。 小島:操作しやすいヘッドであり、逆に芯をズレて当たれば、それだけ距離が落ちるヘッドなので、それはそれでコントロールがしやすいヘッドであるとも言えます。操作しやすいドライバーが好みの人は試してみてください。 今回のガチの試打では、『スリクソンZXi TR』のプロゴルファーの“無意識”に近い打ち方の違いにも反応する操作性の高さが判明した。左右前後に球を繰る技巧派ゴルフを志向する人は、試してみてみてはどうだろう。 みんなのゴルフダイジェストYouTube・みんゴル試打班「ガチギアトラック」では、この『スリクソン ZXi TR』のロフト9度を、45m/sで打った時と、42m/sで打った時の球の上がり方や操作性の違いも検証しているので、そちらもぜひ視聴して、クラブ選びの参考にしてください! ※2024年11月1日19時40分 文章を一部修正いたしました。
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