米、イスラエル軍に制裁せず パレスチナ人権侵害を問題視も
【ワシントン共同】米ニュースサイト、アクシオスは9日、米政府がイスラエル軍部隊によるパレスチナ人への人権侵害に関する調査を打ち切り、制裁を科さないことを決めた。米側は人権侵害があったと問題視したが、イスラエル軍が是正措置を講じたとして制裁を見送った。 制裁により、イスラエルが米国から軍事支援を受けられなくなる可能性があった。ブリンケン国務長官がイスラエルのガラント国防相と電話会談し伝えた。 調査対象になっていたのは、ユダヤ教超正統派の男性で構成するネツァ・イェフダ大隊。イスラエルが占領するヨルダン川西岸でパレスチナ人に対する暴力への関与が指摘されていた。