「いろんな人の想いが詰まっている」『エディオンピースウイング広島』。大迫敬介と川村拓夢が新スタジアムへ抱く“感謝の気持ち”【広島】
選手たちなどの署名活動を経て
サンフレッチェ広島の新スタジアムである『エディオンピースウイング広島』。2024年2月開業のサッカー専用スタジアムで、広島の新たなランドマークとなる施設としても話題となっている。 【動画】大迫敬介&川村拓夢の特別対談 そこで今季のリーグ開幕戦(相手は浦和レッズ)を戦った広島ユース育ちのふたり、GK大迫敬介とMF川村拓夢は「率直に凄かった」と思ったそうだ。 何が凄かったのか。大迫は専用スタジアムのメリットを次のように話す。 「前のスタジアムは陸上トラックがあったので、昨季まではサッカー専用でやるとなるとアウェーゲームでしかありませんでした。自分たちがミスすれば盛り上がるし、相手がボールを持ったら盛り上がるし、完全アウェーの雰囲気でした。 それを今度はホームで自分たちが応援される側で感じられるのは大きいです。実際、チャンスでもない場面でも盛り上がるので、不思議な感覚、背中を押してもらっている感覚を覚えますし、負ける気がしないですね」 川村は“感謝の気持ち”を示す。 「僕は小学校から広島の試合を観ていて、J1で3回優勝した当時も新スタジアムはできていませんでした。いろんな人たちのおかげでホームスタジアムが完成して、そのピッチに僕たちが立てていることに対して感謝の気持ちでいっぱいです」 2012年にスタートした“スタジアム建設への署名活動”を経て『エディオンピースウイング広島』が完成したからこそ、川村の心には感謝の気持ちが溢れている。その署名活動について、大迫も特別な想いを抱く。 「選手などが街に出て署名活動をしている姿を見ると、本当にいろんな人の想いが詰まってできたスタジアムだということを再認識させられます」 浦和とのホーム開幕戦での勝利。それは、新スタジアム完成に関わった全ての人に捧げるものだった。 文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)