お台場「東京グルメスタジアム」は「ザ・日本食」が集まる場所だった意外にも?由緒ある歴史を持つお台場の風景と、外国人で賑わうフードコートをめぐる
中には吹き抜けを見上げながら食事できる席や、外にあるガンダム像を眺めながら食事できる特等席もある。 ■東京の東西を代表する「日本の丼」、すた丼と金子半之助が夢の共演 本日選んだのは、伝説のすた丼屋と、天丼の「金子半之助」。ちょっと外国人の目線になり「日本の歴史ある丼」としてアピールしている2つをチョイスした。また、私にとって慣れ親しんだ丼と、初体験の丼の異色タッグでもある。 すた丼は東京の多摩発祥の丼チェーン。都内に多く展開しており、ルーツもあいまって私はかってに都民のソウルフードであり、東京名物だと思っている。かなり強烈なにんにく醤油のたれで豚肉を炒めて、海苔を敷いたご飯に盛った非常に中毒性のある丼である。
並んでいると、すた丼の列にも外国人が多いことに気付く。土地柄、この辺に住んでいる人もいるだろうが、旅行者っぽい見た目の人が、やはり多い。東京グルメスタジアムには他にもうどんやかつ、さらに海鮮丼といったアイコニックな和食が多いにもかかわらず、インバウンドの注目が集まっているとしたら嬉しい限りである。 一方の金子半之助は、日本橋を拠点としておりすた丼とは好対照だ。こちらでは野菜上天丼を注文した。 まず到着したのはすた丼。卓に置くとともに非常にパンチ力のあるにんにくの香りが食欲を強く刺激する。通常の店舗より高いフードコート価格のためか、いつもよりアタマの肉が多い気がする。
はやる気持ちを押さえて、天丼を待つ。かなり待つ。揚げ物なのだから仕方ない。15分ほど待ったろうか、ようやくお出ましになった野菜上天丼、かなり具だくさんだ。 まずは、すた丼に生卵を落とす。この瞬間がたまらない。そして、せっかくなので天丼の海老を1本、すた丼に載せてみる。フードコートならではの競演といえよう。 それにしてもすた丼のパワーはすさまじい。肉1切れで、茶碗1杯を平らげられるほどのおかずパワーを携えている。あっという間に食べ終わってしまった。天丼も、海苔や卵の天ぷら、さらに大ぶりな舞茸の天ぷらなどを楽しみながら完食。