お台場「東京グルメスタジアム」は「ザ・日本食」が集まる場所だった意外にも?由緒ある歴史を持つお台場の風景と、外国人で賑わうフードコートをめぐる
訪問したのは週末、土曜日。オープン当初は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを“再建”した立役者として知られる刀社が手掛けたとあって多くのメディアが話題にしたものの、なかなか継続的な集客に苦労しているのかもしれない。 一方でにぎわっていたのが、ダイバーシティのフェスティバル広場にあるユニコーンガンダムの等身大像である。日本のロボットアニメにおける代名詞的な存在であるからか、日本人だけでなく、海外から来たと思しき観光客も多く、思い思いの形で写真撮影をしていた。
ダイバーシティはその他にも日本らしいコンテンツがそろっているからか、外国人が比較的多いように見受けられた。 例えば東京テレポート駅側の入り口にはドラえもんの像があり、記念撮影できるようになっている。施設内にはドラえもんのショップ「ドラえもん未来デパート」があり、その他にもハローキティや漫画『ONE PIECE』のショップ、さらにドン・キホーテの別業態「キラキラドンキ」などが並んでいる。 笑ってしまったのが、ドラえもん未来デパートとハローキティのショップの間に「うんこミュージアム」があるという、奇天烈な一角。まったく日本のコンテンツの幅の広さには驚かされる。
加えて、世界で人気の強力なキャラクターに挟まれていながら、最もにぎわっていたのがうんこミュージアムという点は特筆に値するであろう。 ■「ザ・日本食」が集まった巨大フードコート 東京グルメスタジアムは、ダイバーシティの2階に位置する。やはりこちらも外国人が多く、かなりにぎわっている。 営業しているのは、有名どころでは「はなまるうどん」に「築地銀だこ」。その他には鉄板焼きやラーメンなど、結構バラエティー豊かである。何となく、外国の目から見た「ザ・日本食」といったラインアップがそろっているように感じる。
親子丼に天丼、さらに「伝説のすた丼屋」と丼が充実しているのも特徴だ。入り口には各店舗のメニューサンプルがあるのも面白い。しかも、必要以上に躍動感のあるサンプルが多い。外国人が多い立地であることを意識して、メニューの写真だけでなく、実物も見せてわかりやすくする工夫だろうか。 訪問したのはランチタイムをゆうに過ぎた午後2時ごろ。それでも約800席という席数が、ほぼ満席の状態で驚かされた。 800席もあるので、席の種類もさまざまである。テーブルにカウンター、キッズスペース。