お台場「東京グルメスタジアム」は「ザ・日本食」が集まる場所だった意外にも?由緒ある歴史を持つお台場の風景と、外国人で賑わうフードコートをめぐる
■「テレポート」の意味を知り、再々開発中の街を歩く 台場周辺にはいくつかの駅があるが、多くの人はりんかい線の東京テレポート駅を利用するのではないだろうか。そして、多くの人が駅名にある「テレポート」とは何かご存じないのではないか。私もその一人である。 これを機に調べたところ、由来は臨海副都心の開発計画にあるらしい。具体的には、計画で副都心の名称が「東京テレポートタウン」とされていたからなのだとか。 また、この場合の「テレポート」はいわゆるテレポーテーションなどとは異なり、英語の「television」「telephone」といった、遠くへと情報を届ける機器の接頭辞である「tele」に、港を意味する「port」を組み合わせた造語だという。
ひとつ賢くなったところで、街へ繰り出そう。同エリアで直近に大きく話題となったものといえば、3月に開業した「イマーシブ・フォート東京」だろう。長らく営業していたショッピングモール「ヴィーナスフォート」の跡地を再利用した施設で、イマーシブ=没入型の体験をウリにしたテーマパークである。 東京テレポート駅を出てイマーシブ・フォート東京の方面に歩いていくと、自動運転車両の案内があった。辺りを走行しているだけでなく、試乗体験もできるらしい。この辺りはその他にもモビリティ関連の施設として、シティサーキット東京ベイがある。23区で唯一のモータースポーツ・サーキットとして、EVのレーシングカート体験ができるという。
さらにサーキットの奥には、かなり巨大な建設中の施設もあった。おそらく2025年に開業予定の「TOYOTA ARENA TOKYO」と思われる。もともとトヨタの「MEGA WEB」があった地であり、今後も関連のコンテンツが充実していくのだろう。 ■「日本ならでは」のコンテンツが集まるダイバーシティ さて、肝心のイマーシブ・フォート東京だが、入り口と思しきところまで行ったものの、拍子抜けした。ゆりかもめ・青海駅からすぐのところに小さな入り口が1つあり、係員も1人のみ。入っていく人はゼロではなかったものの、にぎわっているというには程遠い状況である。