小学生の息子が友達から頻繁に「お菓子」をおごってもらっていた…!この場合親が「お返し」すべきですか?
子どもの社会生活において、友達との関係は非常に大切といえます。とくに、小学生の時期は、友情の基礎を築く大切な時期でしょう。 例えば、友達づきあいの中で、お菓子を分け合うことはよく見られる状況といえます。しかし、どちらかが一方的におごってもらう状況が続くと、さまざまな問題が生じる可能性があります。 今回は、息子が頻繁にお菓子をおごってもらっている状況が分かった場合、親としてどのように対応すべきかについて考えていきましょう。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
お菓子をおごってもらっている背景
まずは「なぜ息子が友達からお菓子をおごってもらう状況になっているのか」を把握する必要があります。理由として考えられるのは、以下のようなものです。 ・自分でお菓子を買う余裕がない(経済的な理由) ・断りにくい雰囲気がある(友達との関係) ・おごってもらうことが当たり前になっている(甘えている) ・自分の気持ちを伝えられない(コミュニケーション力の不足) 息子さんが、どのような理由からお菓子をおごってもらうことになっているのかが分かれば、それに応じた対応を取る必要があるでしょう。
親がお返しすべきかどうかの判断
親がお返しをすべきかどうかは、状況によって異なるといえます。一般的に、お返しをする方がよいと考えられるケースは、おごってもらう頻度が高い、あるいはおごってもらった金額が大きい場合、友達の親から指摘や相談があった場合でしょう。 直接的なお返しをする場合は、おごってもらったお菓子と同程度のお菓子を用意し、子どもを通じて友達に渡すことをおすすめします。その場合、金銭的なお返しは避け、子ども同士のやりとりを尊重するとよいでしょう。 また、間接的なお返しをする場合は、友達を招いて食事やおやつを提供したり、家族ぐるみの交流の機会を設けたり、学校行事などで協力する機会を活用する方法があります。いずれの場合も過剰なお返しは避け、子どもの気持ちを傷つけないよう配慮する必要があるでしょう。 子ども同士の金銭トラブルが親の耳に入ったことで、思わぬ親同士の問題に発展してしまったという事例もあるため、友達の親との関係性も注意する必要があります。 金額が少ない、あるいは頻度も低い場合や、お返しすることでかえって友達関係に悪影響を与える可能性がある場合は、口頭およびメールなどでお礼を伝えるとよいのではないでしょうか。