2人目の子どもが生まれ、近いうちにマイホームを購入する予定です。住宅ローンは「フラット35子育てプラス」が良いと聞いたのですが、子育て世帯にどのようなメリットがありますか?
「フラット35子育てプラス」の金利は?
では、フラット35子育てプラスの利用条件を満たした場合、金利はどれくらい引き下げられるのでしょうか。引き下げ幅は、子どもの人数によって以下のように決められています。 【フラット35子育てプラスによる金利引き下げ】 ・若年夫婦世帯もしくは子ども1人(1ポイント)……当初5年間:年0.25%引き下げ ・子ども2人(2ポイント)……当初5年間:年0.50%引き下げ ・子ども3人(3ポイント)……当初5年間:年0.75%引き下げ 以降、子どもN人(Nポイント) ポイントが多ければ多いほど、金利が引き下げられていく仕組みです(1ポイントあたり年0.25%引き下げ)。 当初5年間の引き下げ幅は最大で年1.0%(4ポイント相当)、5ポイント以上ある場合は6~10年目の金利に反映されます。フラット35Sなど他の金利引き下げ制度とも併用できます。 【例】 子どもが2人いる家庭(フラット35子育てプラス:2ポイント)が ZEH水準(フラット35S(ZEH):3ポイント)の 長期優良住宅(フラット35維持保全型:1ポイント)を建てた場合、 合計6ポイント ⇒当初5年間:年1.0%引き下げ+6~10年目:年0.50%引き下げ ちなみに、フラット35(35年返済)の金利は年1.850~3.440%で、融資率(建築費や購入価格のうちフラット35の借入金額が占める割合)が9割以下の場合の最頻金利(最も多い金利)は年1.850%となっています(※2024年6月時点)。 上記の例で借入金利が年1.850%の場合、当初5年間:年0.85%、6~10年目:年1.35%、11年目以降:年1.85%になります。 家族構成、住宅性能、住む地域などを勘案して、自分たちの場合はどれくらいの金利でフラット35を利用できそうか確認してみましょう。フラット35の公式サイト内でシミュレーションもできます。