大阪府北部地震の義援金は約8億円 第四次配分決定
大阪府北部地震の義援金は約8億円 第四次配分決定
大阪府の松井一郎知事は5日午後、大阪府庁で定例会見を行い、今年6月に発生した大阪府北部地震の義援金総額が最終的に8億1797万493円だったことを明かした。松井知事は、同日に義援金の第四次配分が決定したことも発表した。 【中継録画】松井一郎・大阪府知事の定例会見(2018年12月5日)
「地震からの一連の災害による生活再建をさらに進めていきたい」
会見によると、これまで義援金は一日でも早く被災者の生活支援に充てたいという思いから第三次配分まで実施してきた。 5日に行われた「大阪府北部を震源とする地震義援金募集委員会」で第四次配分が決定。高槻市など13市町で全壊、半壊の被害に遭った人を対象にそれぞれ、50万円、25万円の追加支給を行う。これにより、第一次配分からの支給総額は全壊で150万円、半壊で75万円になるという。 松井知事はこれまでの取り組みについて「地震から半年近くが経過したが、今回の義援金の追加配分、補正予算として提案している府独自の被災者生活再建支援制度を実施することで、地震からの一連の災害による生活再建をさらに進めていきたい」としている。
ドバイ万博、はたらきかけをする絶好の機会
会見では2025年に大阪での開催が決定した万博についても質問が相次いだ。報道陣から「2020年ドバイ国際博覧会ではどういった関与をするのか?」という質問に対しては「2025年の大阪万博で各国にパビリオンを出展してもらうため、はたらきかけをする絶好の機会と思っている」と答えた。 運営団体の設置に向けては、国や経済界と協議中で「年度途中での人事ということになるため、具体的に人の配置が難しいところがある」とも述べた。
夢洲への交通手段「空飛ぶ車はアリだと思う」
会場となる夢洲(大阪市此花区)への交通アクセスについて「鉄道以外はどういうものがあったらいいと思うか」「JRや京阪の延伸については」という報道陣の質問があった。 松井知事は「鉄道以外は陸路か海上と思う。JRさんは万博だけではなかなか延伸しないと。IRを含めて延伸の計画を考えられているので」と述べた。 しかし「その時(万博開催時)には実現できていると思うけど『空飛ぶ車』これはありだと思いますね」と述べた。現在でも人が乗るドローンが開発されていることを挙げ「複数人乗って動けるような形でできるんじゃないかと思いますけどね」と答えていた。