「内臓は回復している」完全復調の兆し見えるか!? 大激戦を前に健闘を誓った伊藤颯馬!/武雄競輪G3
武雄競輪「開設74周年記念・能登支援・万協大楠賞争奪戦(G3)」は11日、初日を終えた。一次予選11Rを走った伊藤颯馬(25歳・沖縄=115期)に話を聞いた。 4月の西武園記念の開催中にインフルエンザにかかり途中欠場をした伊藤。直後のいわき平GI「日本選手権競輪」(ダービー)も本調子には程遠く、4走目に1着を手にしたものの全体を通しては物足りなかった。今回もダービーから間隔が詰まっており、ほぼほぼ調整だけで入ったこともあり、前検日には「結構、不安がある」と心細かった。 そんな中、初日は他派のけん制をものともせずに打鐘からメイチ先行。番手の山口敦也に差されたが2着に逃げ粘った。「走る前はいわき平のイメージがこびりついていたけど、脚見せからダッシュが入り、久しぶりに"これは、行ける"って気持ちになれた」と手応えをつかんだ。 だからといって、一次予選は圧倒的な一番人気を背負い戦いやすかっただけに、完全復調と言い切るのはまだ早計だ。レベルがひとつもふたつも上がる二次予選以降のレースの結果次第だ。 「練習不足と体調不良の影響か、長い距離を行くとまだダメージがあります。ただ内臓は回復しているし、しっかり戦いたい」とこの先続く、大激戦を前に健闘を誓った。(netkeirin特派員)