仲野太賀が「丁寧に大胆に」二階堂ふみらと表現する、岩松了新作「峠の我が家」開幕
仲野太賀が主演を務め、二階堂ふみが共演する「M&O playsプロデュース『峠の我が家』」が、本日10月25日に東京・本多劇場で開幕した。 【画像】M&O playsプロデュース「峠の我が家」より。(撮影:宮川舞子)(他7件) 岩松了が作・演出を手がける新作「峠の我が家」は、人里離れた古い一軒家を舞台にした“諍い”と“恋”の物語。夏の間だけ旅館を営むその家に、「兄の戦友に軍服を届けに行く」という若い男・安藤修二(仲野)が、兄嫁と一緒に訪ねて来る。修二は、その家で夫と暮らす若い女・斗紀(二階堂)に出会い……。6度目の岩松作品出演にして初の単独主演を務める仲野、「不道徳教室」以来約11年ぶりの岩松作品参加となる二階堂のほか、柄本時生、池津祥子、新名基浩、岩松、豊原功補が出演する。 開幕に際し、仲野は「遂に初日を迎える事になりました。稽古で積み重ねてきたものを、丁寧に大胆に座組の皆さんと力を合わせて表現できればと思います。どうか、楽しみにしていてください!」とコメント。 岩松は「共に人には打ち明けにくい過去を抱えていて、そのマイナスを抱えた者同士が惹かれ合う、そんなお話です。また、彼らを取り巻く人たちの背景にも、『戦争』が暗い影を落としている。大きな『戦争』そのものを演劇で描くことは難しいですが、その渦中にある人々の小さなこだわりを通して『戦争』が描けないか、と考えました」と語り、「登場人物それぞれの感情の揺らぎを是非劇場で共有してください」と呼びかけた。 東京公演は11月17日まで。その後、本作は新潟・宮城・富山・愛知・広島・岡山・大阪で上演される。 ■ 岩松了コメント 峠で夏の間だけ旅館を営んでいる一軒の家に、兄の戦友に「軍服を届けに行く」という男が彼の兄嫁と一緒に訪ねてくる。男がその家で夫と暮らしている若い女に出会うことでこの物語は始まります。男と女は共に人には打ち明けにくい過去を抱えていて、そのマイナスを抱えた者同士が惹かれ合う、そんなお話です。また、彼らを取り巻く人たちの背景にも、「戦争」が暗い影を落としている。大きな「戦争」そのものを演劇で描くことは難しいですが、その渦中にある人々の小さなこだわりを通して「戦争」が描けないか、と考えました。 一か月あまりの稽古を経て、初日の幕が上がります。 登場人物それぞれの感情の揺らぎを是非劇場で共有してください。 ■ M&O playsプロデュース「峠の我が家」 2024年10月25日(金)~2024年11月17日(日) 東京都 本多劇場 2024年11月21日(木) 新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場 2024年11月24日(日) 宮城県 多賀城市民会館 大ホール 2024年11月27日(水) 富山県 富山県民会館 ホール 2024年11月30日(土)~2024年12月1日(日) 愛知県 東海市芸術劇場 大ホール 2024年12月6日(金) 広島県 JMSアステールプラザ 大ホール 2024年12月8日(日) 岡山県 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場 2024年12月13日(金)~2024年12月15日(日) 大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ □ スタッフ 作・演出:岩松了 □ 出演 仲野太賀 / 二階堂ふみ / 柄本時生 / 池津祥子 / 新名基浩 / 岩松了 / 豊原功補