通用する?しない? MLBで観たかった現役スター(3)「非常にクレバー」「インコース攻略は…」
近年のプロ野球では、毎シーズンのように新たな日本人選手がメジャーリーグへ挑戦している。今季は山本由伸、今永昇太、上沢直之が新たに海を渡り、野球の本場・アメリカで勝負に挑む。一方で、 MLBには挑戦せず、日本球界で偉大な記録を築く選手もいる。ここでは、メジャー挑戦の可能性が低くなった球界屈指の現役選手たちを紹介する。
坂本勇人(読売ジャイアンツ)
光星学院高(現:八戸学院光星高)から、2006年ドラフト1位で巨人に入団。プロ野球史上最高の遊撃手としての呼び声も高く、NPB通算3000安打超えも期待される。 2009年に打率3割を記録、翌10年には30本塁打を達成し、高卒間もない頃から1軍の主戦力として華々しいキャリアスタートさせた坂本。 年々打撃技術を進化させ、2016年にはセ・リーグで遊撃手として初の首位打者を獲得。リーグMVPを獲得した2019年には、打率.312、40本塁打、94打点とキャリアハイを更新した。 国際大会では代表常連で、「第3回ワールド・ベースボール・クラシック(2013年)」、「第1回WBSCプレミア12(2015年)」、「第4回ワールド・ベースボール・クラシック(2017年)」、「第2回WBSCプレミア12(2019年)」、「東京五輪(2021年)」に出場し、世界一にも大きく貢献した。 第4回WBCの頃には、米メディア『ESPN』の特集番組内で、「この28歳は非常にクレバーな打撃ができ、特にインコース攻略は並み居る日本のプロ打者の中でも群を抜くぐらいの天才的なレベルを誇っている。守備範囲も広く、俊足で走塁面も侮れない」と評されていた。(※) 22年からはけがに苦しんでおり、翌23年途中から三塁へコンバートとなったが、史上最強ショートがメジャーに挑戦していたら一体どんな成績を残していたのか。想像してしまうファンは少なくないはずだ。
ベースボールチャンネル編集部