【柔道】角田夏実が“金メダル1号” 必殺の“巴投げ&関節技”でつかむ 日本に夏季五輪500個目のメダル
◇パリオリンピック2024 柔道女子48キロ級(現地27日、シャンドマルス・アリーナ) 柔道女子48キロで角田夏実選手(31・SBC湘南美容クリニック)が決勝でバアサンキュー バブドルジ選手(モンゴル)に勝利。初めてのオリンピックで、日本選手団第1号となる金メダルを獲得しました。 柔道人気の高いフランス、会場は予選から満員の観客で埋め尽くされた今大会。角田選手は1回戦、2回戦では、得意の関節技である腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。準々決勝では地元フランスのシリーヌ ブクリ選手から華麗な巴投げで一本勝ち。強さを見せつけ、準決勝まで駒を進めます。 準決勝のタラ バブルファス選手(スウェーデン)戦でも寝技を中心に攻勢をかける角田選手。しかし相手の堅守を崩せず、今大会初の延長戦に突入。それでも最後は、相手が3つ目の指導を受けて、反則勝ちで決勝進出となります。 そして決勝ではバアサンキュー バブドルジ選手との対戦。序盤から巴投げを繰り出し攻めると、2分54秒に巴投げから技ありのポイント。このポイントを守り切った角田選手は優勢勝ち。金メダルに輝きました。畳を降りると、コーチと熱い抱擁。喜びを分かち合いました。 日本は初出場した1912年ストックホルム五輪からこれで夏季五輪500個目のメダル獲得(金170、銀150、銅180)となっています。 【今大会の対戦成績】 1回戦 〇ナターシャ フェレイラ(ブラジル) 腕ひしぎ十字固め(45秒) 2回戦 〇ジェロネイ ホワイトボーイ(南アフリカ) 腕ひしぎ十字固め(1分8秒) 準々決勝 〇シリーヌ ブクリ(フランス) 巴投げ(1分) 準決勝 〇タラ バブルファス(スウェーデン)反則勝ち(延長) 決勝 〇バアサンキュー バブドルジ(モンゴル)優勢勝ち