開幕戦なのに観客は僅か“670人”の衝撃ゲームも スター揃いなはずのサウジアラビア国内リーグに続くガラガラ問題
リーグの盛り上がりはまだまだ不十分
スター選手が続々と参入していることからも注目を集めているサウジ・プロフェッショナルリーグ。その2024-25シーズンが23日より開幕したのだが、昨季と変わることのない課題がある。 それがスタジアムのガラガラ問題だ。23日にはアル・ワフダとアル・リヤドが対戦したが、入場者数は何と670人というから驚きだ。試合が行われたキング・アブドゥラジズ・スタジアムは38000人の収容を誇っているため、それで670人はかなりのガラガラ具合だ。 他にもダマクFCとアル・ハリージュは2677人、アル・ホロードとアル・イテハドの一戦は2296人など、低空飛行な数字が目立つ。 サウジアラビア勢の積極補強は何かと話題ではあるが、英『Daily Star』は観客を呼べるクラブの数がかなり少ないと問題点を指摘している。現状はクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスル、サウジアラビアの絶対王者アル・ヒラル、カリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテら擁するアル・イテハド、ロベルト・フィルミーノやリヤド・マフレズ、フランク・ケシエら多くのスターを抱えるアル・アハリの4クラブくらいしか客を呼べないのだ。 そのロナウドがいるアル・ナスルも、開幕戦となったアル・ライード戦はホームで8951人の集客に留まっている。印象的なのはアル・アハリVSアル・オルーバの20214人くらいか。 サウジアラビアの場合は気温が高い問題もあるかもしれないが、アル・ワフダVSアル・リヤドのカードのように1000人も入らないようでは選手もやりづらいだろう。高額なサラリーは魅力だが、国内でのリーグの盛り上がりにはまだまだ温度差があるようだ。
構成/ザ・ワールド編集部