補足山口県ではきのう(7/1)からきょう(7/2)にかけて活発な雨雲が次々と通過しています。下関市の市街地でも道路が冠水し通行止め(正午すぎには解除)も発生するなど、生活に支障も出てきています。九州の西の海上が風の収束場となっており雨雲がわきやすく、これが上空の西風や南西風に乗って山口県に流入している状況です。海で発生した積乱雲がダイレクトにかかるため非常に激しい降り方になりました。雨のピークは夕方には越えると見込まれますが、2日午後2時半時点で、下関市・萩市・山口市・宇部市・美祢市に土砂災害警戒情報は継続して出されています。これはこれまでの大雨で地盤が緩んでおり、雨がやんでも警戒が必要なためです。少なくとも、きょういっぱいは危険な所に近づかない方が良いでしょう。
コメンテータープロフィール
自然豊かな環境で過ごした少年時代、山に登ると太陽に近づくのに何故寒くなるのだろうと疑問に思ったことがきっかけで気象に興味を持つ。 前職は東京都庁で浸水対策などのインフラ整備業務を中心に携わる中、大雨による気象災害を経験。自然災害が市民の生活に与える大きさを痛感し、2017年に気象予報士の資格を取得。現在はNHK山口の気象キャスターを務める。 山口県は三方を海に囲まれ、地域ごと・季節ごとに天気傾向が大きく異なる。そのため地域に密着したポイント予報を心掛けるとともに、特技の折り紙を交えながら楽しく分かりやすい「折り紙付きの天気予報」を実施中。 趣味は野球・ドライブ・パズル・人狼ゲーム。
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