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山田吉彦

山田吉彦

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海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

報告

見解現在の中国には、科学的根拠も正論も通じない。正統な商慣習、制度も守れない国との貿易は難しいということだ。もはや水産物も輸出先から中国は対象外としなければならないということだろう。経済安全保障の観点からも、他国に分散し販路を拡大すべきだ。一国に偏るとリスクが高くなる。 すでにベトナム、タイでの日本の水産物の加工は始まっている。 また、日本は改めて国内での水産加工体制の整備が求められる。合理化、機械化、システム化など、企業と行政が連携し進める制度が欲しい。

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    エコノミスト/経済評論家

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コメンテータープロフィール

山田吉彦

海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授

東海大学海洋学部教授。1962年千葉県出身。学習院大学経済学部卒後、金融機関を経て日本船舶振興会(現日本財団)に勤務。勤務の傍ら埼玉大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。2009年東海大学教授。海難審判庁業務改善委員会委員、国土交通省海洋政策懇談会委員、東京都専門委員などを歴任。八重山自然大使。海洋コメンテータとして各種メディアで海洋問題を解説。著書、日本の国境(新潮新書)ほか多数。

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